劣後順位

劣後順位    C0905c 【X】

 

「劣後順位」という言葉は、簡単にいうと、「やらなくても良いことを、やらないこと」
少し言い換えると、「しょうもないことは、しない、やらない」、
「自分にとって、あまり意味のないことは、引き受けない」ということになる。

ドラッカーは、「誰にとっても優先順位の決定は難しくない。難しいのは劣後順位の決定。つまり、なすべきでないことの決定である」 著書「経営者の条件」より
さらに、優先順位と劣後順位に関して、重要なことは、分析ではなく「勇気」だといいます。

 

〇劣後順位の遵守について、
自分の残りの人生を考えると愕然とします。
本当に、「あと僅かしか生きられない」のが事実だとわかるでしょう。わたしたちは必ず死にますね。

「生きている時間は有限だ」と意識するようになると、
「“自分が本当にやらないといけないこと”に焦点を当て実行しよう!」と思うようになります。

あれもこれも手を広げ、虻蜂(あぶはち)取らずになることなく、自分にとっての価値観、理念、使命感、ビジョンに基づいた「本当に重要な」やらなければいけないこと」に集中しよう。

 

◎二毛作ライフ(人生二毛作)を豊かにする、5つのポイント

1)未来を選べ! ……過去よりも、未来や可能性を選ぶ
2)機会に焦点を! ……今困っていること(問題)よりも、これからのチャンスを選ぶ
3)意味・価値を ……差し迫っていること(切迫)よりも、本質・本当に大事なことを選ぶ
4)独自に方向を! ……誰でもがやっていることよりも、自分でしかできないことを選ぶ
5)変革を! ……簡単なこと(無難)よりも、自分にとって変革(イノベーション)をもたらすことを選ぶ

つまり、 ・「未来につながること」、・「本質・本当に大事なこと」、・「これからのチャンスにつながること」、・「自分でしかできないこと」、オリジナル・独創、・「イノベーションをもたらすこと

カンタンに言うと、「あんまり意味のないことは、しない」、「不必要なことや、逃避行動も、しない」。

そして、リラックスする時はリラックス。休む時はパッと休む。
時間を決めて、「集中と転換」を心がけ、パッと気持ちを切り替える。
これからは、本質から外れたものは、なるべくしないようにする。

 

「命を輝かせること」だけに、時間を注ぐ! それ以外は、引き受けない

やらない。断る。「勇気」を持って事に当たろう!
何よりも自分が守る。特に、自分自身に約束することだろう。

そして、生きている残りの人生時間で、さらに「人に喜んでいただける仕事」を成し遂げよう。 Let’s Go!

⇒ やめることを明確にして、やめると決めない限り、人生が豊かにならないのだ。