開発プロセス改善ポイントのガイドライン概要(例) N

※ 前提として、組織標準のWBSが制定されていること

◎要件管理
ソフトウェアに対する要件定義(要求仕様)が開発作業や管理の基礎となるように(文書化して)管理していく
開発計画、開発作業、成果物が一貫して、要件(要求)と整合がとれていることが確認できること

◎プロジェクト計画
プロジェクト計画を策定するために必要な事項を決めておく
・WBS(詳細)の作成 ・・・ 組織標準WBSを個別プロジェクト用にテーラリングする
・開発スケジュール(日程表) ・・・ 開発作業開始時の計画、進捗確認にも使用
・マイルストーンの設定 = 公式レビュー、社内レビュー、品質監査、(ベースライン)・・・
・必要な資源の確保 = 人員、場所/設備、機器/ツール/データ、資金など、調達方法(手段)も
・構成品目の特定 ・・・ 成果物(別途、納品成果物も特定)
・(ベースライン構成)
・(リスク分析)

◎進捗管理
実際の作業結果と活動の進捗を、計画と照し合せてチェックする(監視)
プロジェクト開始時の作成した計画と実績とのズレや、プロジェクト変更、問題・課題への対応方法を決めておく(制御)
・進捗管理の定義、範囲、方法・手順
・問題・課題の管理手順、プロジェクト変更手順
・体制、会議体の定義
・スケジュールの設定・承認
・工数とコストの監視
・日程と成果物の進捗監視
・プロジェクト進捗の評価

◎テスト
プロダクトの品質を確実にするための管理方法を決めておく
・テスト工程の概要、構成
・テスト体制
・テスト実施プロセス、手順
・テスト結果(審査)の記録

〇構成管理
各作業成果物を利害関係者及び顧客に提供するために管理するもので、プロジェクト成果物(文書やソフト)の一貫性を確立し、維持するための管理方法を決めておく

〇品質管理
システムに要求された品質を達成/保証するための活動計画と管理方法を決めておく

 

△リスク管理
リスクの定義、範囲、レベル、管理方法を決めておく

△外部委託管理
外部に作業を委託する際の管理方法を決めておく(契約、品質、変更、進捗)

N  H0222