プレゼンはかっこよくなくていい

プレゼンはかっこよくなくていい    F0318 【M】

「僕が電通を辞める日に絶対伝えたかった79の仕事の話」 本田亮 より

プレゼンテーションはかっこよくなくていい、人間臭さを前面にさらけ出し、愛されろ

電通に入って、一番意外だったことは「おもしろい企画」を出せれば誰もが「おもしろい!」と言ってくれるのだと思ったらそうではなかったことだ。
「おもしろい企画」を出すことは仕事の半分だけで、残りは「面白い企画だと相手にわかってもらうこと」だと知らされた。それだけにプレゼンテーションは企画と同じくらい重要だと思う。
とある企業でのプレゼンの帰りのタクシーの中で、上司から「今日のプレゼンはよかったぞ」と言われた。絶対に嘘だと思った。僕はそのとき、最悪のプレゼンをしたと反省していた。論理はめちゃくちゃ、話はあちらこちらに飛び・・・
「いったいどこがよかったのですか?」と質問してみると、「企画を信じている思いがひしひしと伝わった」と上司は答えた。
そのとき、プレゼンの本質がわかった気がした。
プレゼンはその人がその企画をどれだけ信じているかを説明する場。クライアントは立派な講義を聞きたいわけじゃない。
みっともないくらいでもいいから、全身全霊で説明すること。それ以上でもそれ以下でもない。