計画の立て方

計画の立て方 I0929c … 計画詳細(項目)&チェックリスト

□プロジェクト計画ステップ

(1)WBS、工数見積/積算表をもとに、開発スケジュール(計画時)と同時にプロジェクト計画(詳細)を作成する
(2)人員、場所/設備、機器/ツール類、データ等を、調達手段(購入、借入、教育等)とともに作成する
(3)マイルストーンレビュー、公式レビュー、品質監査の計画を、開発スケジュールに盛り込む
(4)想定されるリスクを分析して、対策をまとめてリスク管理表として文書化する

☞ プロジェクトとは、「不確実性があり、難しいもの」だということを忘れない!
繰返しのない仕事(“初めてヤル”活動)である「プロジェクト」は、“計画が全て”です。
プロジェクトの特徴である独自性そのものが、“リスクが存在する“ということになります。

 

詳細資源計画 = 要員(工数)を確保し、保証する

・開発スケジュールに基づき必要となる期間の、詳細要員(SE・PG)計画をするとともに、要員を確保する
~要員に必要なスキルも考慮されなければならない。
~この時点で要員が確保できない場合は、新規採用、要員教育(新しい技術等)や外注依頼を計画する。
⇒ 未だ先のことなので「そのうちには何とかなるさ」という考えで、ホッタラカシにしないこと
⇒ 少なくとも要員が、スキル別に、どの案件に、いつからいつ迄、何人(工数)割当てられているのかを計画して、一覧表化しておく必要があります。
~そうすることで、いつ、どこで、何人(工数)足りないのかが見えてくるハズです。
… こうして、常に頭に入れておかないと、状況の変化に対応しようと思っても、チンプンカンプンですね。

・開発期間の月/週毎に、要員を確保(張付け)されていなければ、計画通りに完了する保証が取れないハズ
⇒ そのためには、全プロジェクト(全要員)の作業進捗状況が日々正確に把握されていなければなりません。
~「進捗状況の見える化」を徹底する必要があります。
でも、現状は信用できるものが何もないのに、どうすればいいのという声が聞えてくるようですが。
・・・ やっと最近、北出さんのほうで作成して毎週更新するようになったようです。

 

進捗管理の前提条件
#「進捗管理とは」、計画(スケジュール)と実績とのズレ(乖離)を補正するためのものです ⇒「監視と制御」という”仕組み”だ

・スケジュール(開発計画)は一目瞭然での「見える化」がされている必要があります
私は経験上(頭脳回路では)、ガントチャート式スケジュールが必須だと思っています!
~以外の方法では、直感(直観)的に見て判断可能な方法がありますか?
作ったPMしか進捗状状況が分からないので、SEは何も考えずに目の前の作業だけを黙々とこなすだけ?になってしまいます。
また、PM本人も直感(直観)的に把握出来ないのでは、問題点を探り出すことまで出来る筈がありません。

・ガントチャートなど作成する時間が無いという声も聞こえますが、計画表を作成するだけが目的ではない
~開発の状況(進捗)を正しく把握して、問題点を迅速に見つけて、直ちに対策の手を打つことが目的です。

 

□システム開発計画とは
「WBSを作る」 こと … ご存知のとおり

・現状での問題点(課題)は、WBSのタスクを詳細化(ブレークダウン)していないこと … 製造(実装)工程以外で
~必要なタスクがあることをWBSに書くことで明確になり、タスクが網羅される。
また、文書化してドキュメントにすることで、正しくメンバーに伝えることができるし、モレが無くなる。

⇒ 文書化されていなければ、正しく伝わらないし、聞いた人はスグに忘れてしまうものだ!